公開日 2023年01月30日
登別市では、令和3年4月1日よりごみ関連手数料を改定しました。この改定が単なる値上がりではなく、市民の皆さんがリデュース(物を大切に使い、ごみを減らすこと)、リユース(使える物は、繰り返し使うこと)、リサイクル(ごみを資源として再び利用すること)の3R(スリーアール)運動に取り組むきっかけになればと考えています。この取り組みがごみの減量化につながり、家庭では家計の負担軽減となり、市ではクリンクルセンターの電気代の節減や将来の建設費等の抑制につながります。
クリンクルセンターに搬出された「燃やせるごみ」の中には、減量や再資源化による削減ができる可能性のある「ごみ」が多くあります。
ごみは、市民1人ひとりのちょっとした取り組みで、減量化することができます。このページでは、減量化に向けた取り組みを紹介していますので、参考にしてください。
1 資源物のリサイクルについて
(1)資源物の店頭回収
市内のスーパー等では、ごみの再資源化を進めるため、食品トレイや牛乳パック等を店頭で回収しています。
食品トレイや廃食油は、市の収集では「燃やせるごみ」となってしまいますが、店頭回収を利用することで、リサイクルされるとともに、ごみの減量化(家計の負担軽減)にもつながりますので、ぜひご利用ください。
なお、回収の対象物や排出方法等の詳細は、店舗により異なる場合がありますので、各店舗にご確認ください。牛乳パックをすすぐ・ペットボトルのラベルを外すなど、各店舗のルールは必ず守りましょう。
店頭回収を実施していて、掲載の許可を得ている店舗のみ掲載しています。(50音順)
店 舗 名 | 住 所 | 電 話 番 号 | 対象品目 |
---|---|---|---|
イオン登別店 | 若山町4丁目33番地1 | 82-3000 | 牛乳パック、食品トレイ、インクカートリッジ |
コープさっぽろのぼりべつ東店 |
登別東町4丁目3番地 | 83-6481 | 牛乳パック、食品トレイ、アルミ缶、廃食油 |
コープさっぽろのぼりべつ桜木店 | 桜木町2丁目22番地3 | 88-2726 | 牛乳パック、食品トレイ、アルミ缶、廃食油、ペットボトル |
コープさっぽろしがイースト店 | 美園町1丁目8番地1 | 86-8182 | |
セイコーマート登別中央店 | 中央町7丁目10番地1 | 88-3390 |
牛乳パック・たまごパック(セイコーマートで購入したものに限る) 新聞、雑誌、ダンボール |
セイコーマート登別富士店 | 富士町6丁目20番地4 | 85-3636 | |
セイコーマート登別新生店 | 新生町2丁目13番地7 | 86-4555 | |
セイコーマート登別若草店 | 若草町4丁目17番地7 | 86-3777 | |
セイコーマートなりた店 | 登別東町2丁目10番地5 | 83-1107 | |
セイコーマート登別店 | 登別温泉町60番地 | 84-2271 | |
DCMサンワ登別店 | 登別市富岸町1丁目1番地 | 88-3331 | インクカートリッジ |
ホームストア幌別店 | 富士町6丁目38番地1 | 85-2448 | 牛乳パック、食品トレイ |
ホームストアアーニス店 | 中央町4丁目11番地 | 85-9750 | |
マックスバリュ登別店 | 富岸町1丁目1番地 | 81-3701 |
牛乳パック、食品トレイ、アルミ缶、スチール缶、ペットボトル、廃食油 |
(2)町内会等の資源(集団)回収
資源(集団)回収は、町内会等の団体が各家庭から資源物(紙類、金属類、びん類、布類など)を集めて、民間の回収業者に引き渡す自主的なリサイクル活動です。登別市では、ごみの減量化や地域の環境保全と美化促進するため、資源回収に取り組んでいる団体に対し、回収量に応じた「奨励金」を支給しています。この取り組みは、ごみの減量化やリサイクルの推進とともに、町内会等の収入源にもなっています。ティッシュの箱、食品ラップの箱と芯、缶ビール6本単位の包装(紙製容器包装の識別マークを表示しているもの)は、「燃やせるごみ」ではなく、紙のリサイクルとして、ぜひ資源回収を利用しましょう。なお、詳しい回収品目や回収日時は、町内会等の各団体にお問い合わせください。
(紙製容器包装の識別マーク)
また、未実施の町内会等で資源(集団)回収について興味のある方は、こちらからご確認ください。
https://www.city.noboribetsu.lg.jp/article/2021032200037/
(3)使用済小型家電の回収
ご家庭で使用した家電製品は、市役所本庁舎など市内5か所に設置している「使用済小型家電の回収ボックス」で、無料回収しています。また、ご家庭で使用したパソコンは、クリンクルセンターに設置している「パソコンの回収ボックス」で無料回収しています。集められた小型家電等は専門業者に引渡し、金・銀・レアメタル等の資源の有効利用に貢献していますので、該当する小型家電等を処分する際には活用してください。
品目 | 回収ボックスの設置場所 |
小型家電(テレビ等の家電リサイクル法の製品を除く) |
市役所本庁舎、市民会館、鷲別支所、登別支所、クリンクルセンター(5か所) |
小型家電のうちパソコンのみ |
クリンクルセンター(1か所) |
※回収可能な品目や大きさには制限があります。そのほかの注意点など詳しい情報はこちらからご確認ください。
https://www.city.noboribetsu.lg.jp/docs/2015050800041/
(4)不用品ダイヤル市・繊維リサイクルの活用(登別消費者協会の取り組み)
不用品ダイヤル市は、家庭や事業所で不用になったものや欲しいものを電話で登録し、希望者へ紹介する制度です。 価格や運搬は本人同士で相談し、登録品は提供する方に保管していただきます (登録品は、毎月「広報のぼりべつ」でお知らせしています)。
また、繊維リサイクルは、衣料品・古布等を無料回収してリサイクルする取り組みです。(対象品目などの詳細は登別消費者協会へお問い合わせください)
問い合わせ先:登別消費者協会(85―8307)
(5)粗大ごみに出す前に!ジモティーを活用して手軽にリユース
粗大ごみの中には、まだ使える物が沢山あります。ごみとして出す前に、必要としている人へお譲りしてみませんか?貴重な資源を有効活用し、必要とする人が繰り返し使用していくことで、廃棄されるごみも減っていきます。
登別市では、不用品の譲渡・売買など地域の情報を手軽に知ることができるウェブサイト「地元の掲示板「ジモティー」」を運営している株式会社ジモティーと、リユース活動の促進に向けた連携協力を行っていくための協定を令和3年1月28日に締結しています。
ジモティーを積極的に活用して、手軽にリユースに取り組みましょう!
2 生ごみの減量化について
(1)食品ロスの削減
日本の食品ロス量年間643万トンのうち、家庭系は291万トンで、主に食べ残し、手つかずの食品、皮の剥きすぎなどが発生要因です。家庭系の食品ロスについて、消費者庁が実施した実証事業の結果では、まだ食べられるのに捨てた理由として、食べ残し57%、傷んでいた23%、期限切れ11%の順で多いことが分かりました。
(グラフ:消費者庁が実施した実証事業の結果)
また、本市で実施した家庭系燃やせるごみの調査でも、生ごみの量は全体の約4割もあります。皆さんも、「もったいない」を意識して、できることから行動してみませんか。
食品ロスを減らすための小さな行動も、一人ひとりが取り組むことで、大きな削減につながります。基本は、買物時に「買いすぎない」、料理を作る際「作りすぎない」、そして「食べきる」ことが重要です。身近なところから食品ロスを減らすためのヒントを紹介します。
(2)生ごみの減量化・堆肥化
「燃やせるごみ」として排出されるごみの約4割は「生ごみ」で、「生ごみ」のうち約8割が水分とも言われています。生ごみの水切りを徹底することで、ごみを排出する方にとっては、日々のごみ出しが楽になり、臭いが減る等のメリットがあります。また、水分が減ることにより焼却時のエネルギーが節約でき、経費の削減にもつながります。
自宅でコンポスト容器を使用したり、生ごみ処理機の活用も「生ごみ」の減量化につながります。
3 その他
(1)マイバック運動
マイバック運動は、レジ袋を繰り返し利用できるマイバックに切り替えることで、ごみの削減や、それに伴う二酸化炭素などの温室効果ガスの削減、レジ袋の原料となる原油の節約などを目的としています。令和2年7月1日からは、海洋プラスチックゴミ問題、地球温暖化等の解決に向けた第一歩として、全国一律でプラスチック製買物袋(いわゆるレジ袋)の有料化がスタートしています。皆さんが買い物の際に、買い物袋(マイバック等)を持参することで、レジ袋や包装紙等の削減につながります。
例えば、買い物に行くときは、店頭回収に出す資源物をマイバックに入れて行き、帰りは買い物をしたものをマイバックに入れることで、店頭回収の利用とレジ袋削減という2つの取り組みを同時にすることができます。
(2)環境に配慮した消費行動・ごみを出さない生活スタイルへの転換
・使い捨て商品でなはく、繰り返し使用できる商品(リターナブルびんなど)を購入する
・過剰包装をやめて、できるだけ簡素な包装にする
・衣類、家庭用品などは、フリーマーケットを活用する
・エコマーク商品など環境に配慮した商品を購入する