禁煙を考えてみませんか

公開日 2025年05月30日

禁煙のメリットとは?

禁煙は、直後から受動喫煙の影響がなくなる他、数時間や十数年単位でも様々なメリットをもたらします。

禁煙するのに遅すぎることはありません。自身や周りの人の禁煙について考えてみませんか?

禁煙期間 メリット

直後

周囲の人をたばこの煙で汚染する心配がなくなる
20分後

血圧・脈拍が正常値まで下がる

手足の温度が上がる

8時間後

血中の一酸化炭素濃度が下がる

血中の酸素濃度が上がる

24時間後

心臓発作の可能性が少なくなる

数日後

味覚・嗅覚が改善する

歩行が楽になる

2週間~3か月後 心臓・血管などの循環機能が改善する
1か月~9か月後

せき・喘息が改善する

スタミナが戻る

感染を起こしにくくなる

1年後

肺機能の改善がみられる

(軽度・中等度の慢性閉塞性肺疾患のある人)

2~4年後

虚血性心疾患のリスクが、喫煙を続けた場合に比べ35%減少する

脳梗塞のリスクも顕著に低下する

5~9年後 肺がんのリスクが喫煙を続けた場合に比べ明らかに低下する
10~15年後 様々な病気にかかるリスクが非喫煙者のレベルまで近づく

(厚生労働省 e-ヘルスネット 禁煙 禁煙による健康改善 禁煙の効果)https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/tobacco/t-08-001

たばこが及ぼす影響は自分自身と周りの健康にも・・・

たばこの煙には、様々な有害化学物質が含まれていることが知られています。

①ニコチン

依存性があり、血管を収縮させて血流を悪くします。繰り返されると動脈硬化高血圧が引き起こされ、心臓や血管に負担がかかります。それらが脳卒中心不全を招くことが知られています。また、胃酸分泌を促進する作用があるため、胃潰瘍十二指腸潰瘍を引き起こす可能性もあります。

②タール

たばこ臭や歯の黄ばみの原因はタールによるものです。発がん性物質発がんを促進する物質が数十種類も含まれており、多くのがんを引き起こします。

③一酸化炭素

一酸化炭素は赤血球のヘモグロビンが運ぶべき酸素を奪ってしまうため、体に取り込まれる酸素の量が減ってしまいます。それによって、日常生活では持久力や作業効率の低下がみられたり、動脈硬化が促進されることによって心筋梗塞脳梗塞が引き起こされたりという健康被害が危惧されます。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)の危険も

慢性閉塞性肺疾患(COPD)はニコチン、タール、一酸化炭素などの有害物質によって気管支や肺胞などに障がいが生じる進行性の病気です。

登別市では、以下で慢性閉塞性肺疾患(COPD)についても記載しています。

https://www.city.noboribetsu.lg.jp/docs/2024072500068/

「受動喫煙」はなぜ危険なのか

たばこを吸わない人が、他の人のたばこの煙を吸い込んでしまうことを受動喫煙と言います。

喫煙者本人が吸い込む煙(主流煙)よりも、たばこの先から出る煙(副流煙)の方が多くの有害物質が含まれています。そのため、周りの人に受動喫煙をさせてしまうと周りの人の健康にも悪影響を及ぼしてしまいます。

特に妊婦が受動喫煙をした場合、早産や赤ちゃんが小さく生まれてしまう低出生体重児の危険性が高まり、妊婦だけでなく生まれてくる赤ちゃんにも影響が及びます。また、幼い子どもが受動喫煙をした場合、気管支炎や喘息の悪化など呼吸器疾患への影響や、乳幼児突然死症候群との関連も報告されています。

医療機関で禁煙指導が受けられます

登別市内で禁煙指導を受けられる医療機関は、医療情報ネット(ナビィ)を開き、「登別市 禁煙指導」で検索ください。アクセスや受付時間が記載されています。

医療情報ネット(ナビィ)厚生労働省ウェブサイト新しいウィンドウで外部サイトを開きます

「世界禁煙デー」と「禁煙週間」について

世界保健機関(WHO)は、昭和45年にたばこ対策に関する初の世界保健総会決議を行い、平成元年には5月31日を「世界禁煙デー」と定め、喫煙しないことが一般的な社会習慣となることを目指した「たばこか健康かに関する活動計画」を開始しました。世界禁煙デーに始まる1週間を「禁煙週間」として厚生労働省が平成4年から定めています。

世界禁煙デー、禁煙週間を機に禁煙について考えてみませんか。

 

 

 

問い合わせ

保健福祉部 健康推進グループ
TEL:0143-85-0100
FAX:0143-85-0111
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