公開日 2025年11月20日
エキノコックス症とは
エキノコックスと呼ばれる寄生虫の卵が、食物、水などを介して人の口から体内に入り、幼虫となって肝臓などに寄生し、肝機能障害などを起こす病気です。
エキノコックスの幼虫の発育は非常に遅く、自覚症状が現れるまで数年から十数年かかると言われています。
現在は、血清検査などで早期に発見でき、手術によって治すことができます。
感染経路
エキノコックスが寄生したキツネや、そのふんに直接触るなどの場合が考えられます。
また、キツネのふんで汚染された山菜を生で食べたり、沢水・わき水を飲んだりした場合が考えられます。
※人から人に感染することはありません。
予防と対策
エキノコックス症の感染予防のために、次のことに注意しましょう。
・野山に出かけた後は、よく手を洗うようにしましょう。また、衣服や靴についた泥をよく落としましょう。
・キツネに餌を与えたり、呼び寄せて手で触れることのないようにしましょう。
・キツネの餌となる残飯などは、きちんと処理して放置しないようにしましょう。
・野山の果実や山菜などを口にする場合、流水でよく洗い、十分熱を加えて食べるようにしましょう。
・沢水、わき水などの生水を飲まないようにしましょう。
血清検査
市では、毎年小学3年生以上の市民を対象に、エキノコックス症の血清検査を行っています。
※過去に受検歴がある場合は、前回の検査から5年以上経過している方に限ります。
実施日時や場所は、市公式ウェブサイトや広報のぼりべつでお知らせしますので、ご確認ください。
▶エキノコックス症について(厚生労働省)

