公開日 2024年09月18日
厚生労働省においては、毎年9月24日~30日を「結核・呼吸器感染症予防週間」と定めています。
結核の予防について
結核は、今でも年間10,000人以上がり患し、1,500人以上が命を落としている日本の主要な感染症です。
●結核は、長引く咳や微熱、体のだるさなど特徴的な症状がなく風邪と区別がつきにくいため、特に小児や高齢者では気付かないうちに進行してしまう場合があります。
●結核を発症しても、早期に発見し医療機関に受診すれば、重症化を防ぐことができるだけでなく周りの方への感染拡大を防ぐこともできます。
●咳やたんが2週間以上続いたり微熱や体のだるさが続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
●生後1歳までのBCGワクチン接種は、結核性髄膜炎やぞく粒結核などの小児の重篤な結核の予防に効果があり、その効果は10年~15年程度持続します。
呼吸器感染症の予防について
現在、新型コロナウイルス感染症をはじめとした呼吸器感染症の脅威が再認識されています。
呼吸器感染症が例年流行する秋・冬前からの感染対策が重要です。
●手洗いやうがい、手指消毒など、基本的な感染対策を心がけましょう。
●こまめに室内の喚起を行いましょう。
●人がたくさん集まる場所ではマスクを着用するなど、咳エチケットを心がけましょう。