3.大地に根ざしたたくましい産業が躍動するまち

公開日 2013年02月25日

(基本的な姿)

将来の登別では、厚みと広がりを持った観光が名実ともに市の活力を支える基幹産業として成長を遂げ、商工業や農水産業など市内の他の産業と有機的に結びつき表情豊かで力強い産業活動が展開されています。

地場の産業では、異業種間において活発な交流が行われアイデア豊かな製品開発が行われるとともに、同業種間や産、学、官の連携による研究開発体制が確立し、独自に開発された技術に基づく強い製品開発力や発展力を備えた多様な企業群が出現しています。

国際ハブ空港の新千歳空港や高速フェリーが発着する室蘭、苫小牧両港、札幌圏への交通利便性など恵まれた立地条件を生かし、地場の産品が、国内ばかりでなく世界に向けて出荷されています。

(点描)

[農水産業]

  • 海浜地の利用がすすみ、漁港を中心に遊覧船や遊漁船のマリーナ(※1)、海浜公園が 海洋レジャー基地として整備され、テーマパークと連動した新たな観光拠点としてにぎわいをみせています。
  • 地場の水産物が一堂に介するピア・マーケット(※2)、海岸に湧き出る温泉を活用した「クア・ビーチ」(※3)、取れたての魚貝類を鮮やかに料理して提供するレストラン街などにぎわいと楽しさに満ちた交流空間が人気を博しています。
  • 雄大な札内大地は、道内のグリーンツーリズムの拠点として大勢の人が訪れ、美しく管理された草原の中に点在するファーム・イン(※4)や、北海道らしい景観の中でやすらぎに満ちた長期滞在が可能な農村保養地として利用されています。また、ソーセージやハムなどの肉の加工品づくりやチーズやアイスクリームなどの乳製品づくり、木工芸など手づくり体験が人気を呼んでいます。

[観光]

  • 国際観光レクリエーション都市にふさわしく、世界中から大勢の人が訪れています。豊かな温泉や憩いの農村体験観光施設に加え、バラエティに富んだ楽しさを演出するテーマパーク、冬の醍醐味を満喫するスキー場、豊かな自然を楽しむ散策コースなど、一年中楽しめる国際観光地としてにぎっています。さまざまな観光アトラクション(※5)が提供され、各種スポーツや工芸などの指導には、市民指導者ばかりでなく長期滞在の外国青年が活躍しています。
  • 乗馬を楽しみながらの旅行が人気を呼んでいます。登別を拠点として、白老、洞爺、支笏湖などへの広域ルートが整備されています。
  • スキー場は、ゲレンデスキーのほか自然を丸ごと楽しめる林間型スキーコース、冬の森林を満喫できる歩くスキーコースなど多彩に展開されています。また、自然回復の視点から未利用の廃耕地に樹木を植え、自然創造型のゴルフ場を中心に自然体験型施設が配置されています。
  • 機能的なコンベンションホールを拠点に、各種の国際会議が開催されています。
  • 宿泊拠点登別温泉と連動した受入れ体制が整っています。
  • 登別地区から中登別を通り登別温泉、上登別地区、カルルス温泉まではコンピュータ制御による無人式の新交通システムが導入され、いつでも誰でも雄大な登別の景観を楽しみながら地域間移動が楽しめます。

[商工業]

  • 強化プラスチック、熱電変換素子、集積回路基盤、化学製品製造等の分野において登別市の企業は、独自に開発した技術を基礎として、さまざまな工業製品の開発や特許取得をすすめ、世界の市場に参入しています。また、住宅建設、リサイクルシステム、水利用の分野において登別の技術や知識が発展途上国へ供与されるなど、産業分野での国際協力がすすんでいます。
  • 高度情報通信網を通じて、登別にある本社と世界各地に置かれている支店や生産ラインとが結ばれています。
  • 商店街は、個性的で魅力ある店舗のデザインやショーウインドーの演出などまちなみ景観とマッチした個店が集合し、市民の生活文化を支え、にぎわいと楽しさに満ちた交流の場となっています。
  • インターネットショッピング時代にふさわしく、それぞれの個店では、いながらにして国内ばかりでなく世界の商品を体験できる機能が充実するとともに、消費者へのアドバイス等高度な専門性が発揮されています。

(※1)マリーナ(小型船舶用の停泊港)
(※2)ピア・マーケット(埠頭市場街)
(※3)クア・ビーチ(温泉海岸)
(※4)ファーム・イン(農家宿泊)
(※5)アトラクション(人を引きつける催し物)

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