平成28年第3回定例記者会見

公開日 2016年06月03日

場所:第2委員会室

平成28年第3回定例記者会見写真

 

1.市長あいさつ
 
本日はお忙しい中、平成28年第3回定例記者会見にお越しいただいたこと、また、記者会の皆様には日ごろからお世話になり、さまざまな機会にまちの情報を報道いただくなど協力を賜り心から感謝申し上げます。
 先月5月8日、「第41回登別こいのぼりマラソン」を開催いたしました。今年は、ゲストランナーとして元オリンピック選手の千葉真子さんをお招きいたしまして、昨年を上回る約700名のランナーが市内外から集まってくださいました。
 記者会の皆様には様々な場面で記事していただき、ありがとうございました。ボランティアの方の協力もいただき、気持ちの良い天気だったものですから、大成功に終わることができたかと思います。
 平成18年度から平成27年度までを計画期間とする「登別市総合計画第2期基本計画」が昨年度をもって終了し、今年度の4月から「登別市総合計画第3期基本計画」を開始しました。
 この第3期基本計画につきましては、行政サービスの向上と各施策を展開する上での指標とするため、市民の皆様から様々な意見をいただいて策定を進めたものでございます。
 既に予算は計上しているところですが、無作為抽出した市民の方にアンケート用紙を郵送しまして、「まちづくり意識調査」を実施することとしました。
 まちづくり意識調査の設問事項については、今年の4月に立ち上げた「登別市市民自治推進委員会」の皆様にもご検討いただきました。
 市民自治推進委員会につきましては、「登別市まちづくり基本条例」に基づき、協働のまちづくりを推進するための市民参画の場として発足したものでありまして、委員の皆様におかれましては、第3期基本計画の主旨を踏まえながら今後のまちづくりに向けた協議を展開されていくのではないかと期待をしております。
 6月1日に札幌市で、いわゆる「ふるさと会」であります「札幌のぼりべつ会」の総会が開催されました。
 札幌のぼりべつ会は、登別出身者または登別にゆかりのある方々が集まって設立されたもので、経済分野を含め当市の発展に多大なるご支援をいただいております。
 札幌のぼりべつ会にはこれまで様々なご意見をいただいてきまして、この会が今年で結成20周年ということで、今年の秋口に記念事業を考えてくださっているようですので、この「ふるさと登別」についてこれからも応援していただきたいと思っております。
 また、札幌のぼりべつ会にゆかりのある札幌市内の飲食店が、登別市の牛乳やたらこ、麺を使ったカルボナーラを提供開始することについて、記事にしていただきましてありがとうございます。こういった話題を 道内に発信できるよう、これからもまい進していきたいと思います。
 また、同じ日ですが、地獄谷展望台を会場に『地獄の谷の鬼花火』が開幕したことについて、皆様には大々的に記事にしていただきました。
 私自身は札幌のぼりべつ会の総会に出席していて欠席しましたが、風が強かったものの海外からの観光客の方も含めて大変盛り上がったと聞いております。
 8月5日までの毎週木・金曜日に開催しております。これを観光の起爆剤にしていけるよう応援していきますので、今後も、皆様にもご協力をいただければと思っております。
 さて、平成28年第2回登別市議会定例会の議案等でございますが、
・平成28年度の補正予算として、一般会計及び特別会計に係わる案件
・条例の一部改正
・人権擁護委員の候補者の推薦について
など、報告3件、議案7件、諮問1件を予定しております。
 各議案等の詳細はお手元の資料をご覧ください。ご不明な点などがございましたら、後ほど担当から説明いたします。

2.質疑
(室蘭民報):JCHO登別病院の移転について、現在の進捗状況をお伺いしたい。
(市長):4月にJCHOの尾身理事長が登別市に視察に来られたときは、皆様にも同行していただきありがとうございました。そこから2カ月弱たちましたが、その間、「JCHO登別病院存続対策協議会」を開かせていただきまして、今後、協議会の中でどのように対策を進めていくか話し、一定の結果が得られた後には会は解散する方向でいくということを確認させていただきました。この一定の結果というのは、JCHOが設置する場所を確定させたときとなります。場所の確定に向けて、この2カ月弱、調整を図ってきましたが、JCHOとしては、場所を決めるにはまず規模を考えなければならないということで、敷地の大きさや単価、どれぐらいの規模を想定すべきなのか、温泉が近くにあって利活用は可能か、といった様々な質問をいただきまして、現在、検討している最中でございます。
 現時点では何も決まっておりませんが、シミュレーションなど様々な検討をされていると思いますので、もう少し詳しいことが分かりましたら、議会などへの報告もありますし、記者の皆様にもなるべく早くお知らせしたいと考えております。
 一つでも具体的なことが決まればお知らせしたいとは考えておりますが、現時点では事務方とのやり取りだけですので、ご理解をいただきたいと思います。
(室蘭民報):JCHOの理事職の方から土地の等価交換の話があったそうだが、その件については話が進んでいるのか。また、今後、役員の方と接触する機会を設ける予定はあるのか。
(市長):1点目の等価交換につきましては、シミュレーションの中に盛り込まれています。
 ただ、優先順位としまして、市が移転先として望んでいる場所を、基本的にはお売りしたいというのが前提にありまして、その次の案として、市の土地とJCHOの土地との等価交換が交渉の中に入ってくると踏んでいますので、それぞれの土地の価格や単位面積の評価額を検討しているところです。
 2点目につきましては、6月中にお会いできないか打診しているところでありますが、理事長もお忙しいようで、まだ返答はいただいておりません。早ければ、6月末にでも東京に行って、1歩でも2歩でも話を進めたいと思っております。
 JCHO側も早い時期に決めなければいけないと考えているようですので、互いのタイミングが合った段階で有益な情報を持って協議ができるよう準備をしていきたいと考えております。
(北海道新聞):4月に尾身理事長が来られた段階では、市長は「5月中に案を決めてほしい」と要望されていたと思うが、それが遅れているということであれば、「いつ決まるのか」「早く決めてほしい」といったやり取りはされているのか。
(市長):土地の等価交換について、JCHOとしての考えがあるようで、あちらの考えがまとまった段階で交渉の土台に持ってくるのだと思いますが、まだ検討している段階なのではないかと考えております。
 移転先の市側の希望地は皆様もご存知かと思いますが、JCHOがその場所に対してどのようなニーズを投げかけてくるのか、一つ聞き出せたのは、先ほどお話した温泉の利活用ができるかどうかという条件で、色々調べている段階ですが、やはりメインの条件は土地の価格かと思いますので、JCHO側がまだそこを判断しきれていないような雰囲気が見受けられます。
(北海道新聞):すでに交渉しているわけではなく、お互いに検討している段階か。
(市長):様々なシミュレーションをしておりますが、手法をまとめて提示するのではなく、一つ一つ打診しております。尾身理事長が提案された等価交換は、市にとって優先順位は2番目で、第一の優先順位は、土地そのものを適性な価格で売りたいというところでありますが、JCHO側がそれに難色を示した場合は、お金が発生しない方法として等価交換の話になってくるかと思います。
 それでも条件交渉がうまくいかない場合は、賃借の手法についても検討しなければなりませんので、それが有償なのか無償なのか、土地を有効に活用する手法がいくつかございますので、そこは慎重に優先順位を決めて一つ一つ交渉をしなければならないと考えております。
(室蘭民報):消費増税が先送りとなったが、市への影響についてどうお考えか。
(市長):理事者間で話し合いをしていないところではありますが、私見でよろしければ一点考えていることがございまして、今後の子育て施策を考える上で、税の増収分が社会保障にあてられて一部が子育て支援に回るはずだったのがさらに2年半先送りとなったことで、この2年間の間で市が単費で出さなければならない事案が発生すると思います。
 その際、第3期基本計画が開始した中で、他の財政支出の項目と比べてどこに優先順位を持ってくるか今一度庁内で検討せざるを得なくなってきたと考えております。
 個人的には、次の市長選でその辺りを公約の一部に反映しなければならないのかなと考えておりますが、現時点では検討の域に達しておりませんので、今は申し上げられません。
 この2カ月ぐらいの間にはある程度考え方が見えると考えていますが、いずれにせよ影響があることは間違いないかと思います。

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