第5章 豊かな個性と人間性を育むまち

  第2節 一人ひとりの個性を伸ばし、豊かな心を育てる

 
 [基本的な考え方]

 (幼児教育)

  幼児期は、生涯にわたる人間形成の基礎を培う時期であり、友達との遊びや交流を通して、情操や創造性、社会性を身につけていく大切な時期と言えます。
 
  また、幼児が興味や意欲をもって周りの物的、人的環境に深くかかわりあいながら、直接的な体験を積み重ねて行くことが極めて大切です。

  幼児の健やかな成長を育む家庭や地域の教育力を高めるとともに、保育所や幼稚園における保育、教育環境等の整備充実に努めます。また、特色ある保育、教育課程の編成・実施に努めます。
 
  女性の社会進出の増大や晩婚化等による出生率の減少を背景として少子化が進行しています。

 子どもを生み、育てやすい環境をつくるとともに、幼児数の減少動向を踏まえて、今後の市立幼稚園のあり方を検討します。



 (小中学校教育)

  小中学校においては、これからの社会の変化とそれに伴う児童生徒の生活や意識の変容に配慮しつつ、生涯学習の基礎を培うという観点に立ち、社会の変化に自ら対応できる心豊かな人間性の育成を図ることが重要です。

  そのためには、児童生徒に学ぶことの楽しさや成就感を体験させるとともに、自ら学ぶ意欲を育てる体験的な学習などを重視し、新しい学力観に立った教育活動の充実を図ることが大切です。

  各学校において、創意あふれる教育活動の実践を目指して、地域の自然・文化・人材等の活用を図りながら、地域に根ざした教育を推進するとともに、学校施設の多目的活用を図るなど教育諸条件の整備充実に努めます。
 
  また、今後予想される児童生徒数の減少に伴い学校環境や施設等の適正化に向け検討します。



 (特殊教育)

  特殊教育においては、児童生徒の障害の程度に応じた教育課程を編成し、個別的な指導方法の工夫・改善に努めることが重要です。児童生徒の障害の実態等を的確に把握し、きめ細かい指導を充実させるとともに、社会的に自立できるような能力・特性を身につけさせるよう努めます。また、適切な就学指導を行うとともに障害の種類や程度に応じた施設・設備の充実に努め、特殊教育の一層の振興を図ります。



 (高等教育)

  小、中、高校における一貫した教育の推進が求められています。小、中、高校間における連携強化を図るための環境づくりに努めるとともに児童、生徒数に対応でき得る高等教育の確保について関係機関と連携します。また、市民総意で誘致した高等教育機関については、一層の地元定着や地元での雇用確保など積極的な支援に努めます。



 [施策の基本方向]

 1.幼児教育の充実

  自然とのふれあいや遊びを通して、幼児の身体の機能や知能の発達を促すための環境づくりに努めるとともに、人間的なふれあいを深める機会や場づくりを支援します。

  幼児数の減少を踏まえ、市内幼稚園の設置状況等について検討を加え、効率的な運営を図るよう努めます。


 2.小中学校教育の充実

  地域に開かれた学校経営の促進に努めるとともに、地域や児童生徒の実態に即した教育活動の促進に努めます。また、地域との連携を図った教育活動が展開されるよう、学校施設の多目的利用に努めます。

  国際化に対応した国際理解教育を推進するとともに、コンピュータの導入を拡充し情報化教育の推進を図ります。
 
  チーム・ティーチングの促進など多様な教育活動に対応できる環境整備に努めるとともに、老朽化した校舎の整備充実を図ります。また、学校給食施設設備の充実を図り、魅力ある給食指導に努めます。

  減少する児童生徒数の推移を踏まえ、学校の計画的な配置に努めます。


 3.特殊教育の充実

  児童生徒の個々の状況や特性に応じた個別指導を充実し、自立を促すよう努めるとともに、多様な児童生徒の実態に即した教育環境の整備に努めます。学校内普通学級や地域との交流学習の促進に努めます。


 4.高等教育の充実

  小、中、高の一貫教育に対応できるような高等教育の確保について関係機関と連携します。
 
  高等教育機関の振興と地域に果たす役割の拡大を図るとともに、地元子弟はもとより道内における学生・生徒の確保や地元での雇用確保など積極的な支援に努めます。



 [主要施策]

 1.幼児教育の充実

 ・ 子育て教室や家庭教育セミナーを実施するなど家庭における育児、教育力の向上に努めます。

 ・ 基本的な生活習慣を身につけることができるよう家庭との連携による教育を推進します。

 ・ 世代間交流事業など特色ある保育、教育課程の編成実施に努めます。

 ・ 幼稚園教育については、私立に委ねる方向でこれをすすめます。


 2.小中学校教育の充実

 ◆特色ある学校経営

 ・ 体験的な学習を重視したカリキュラムの改善に取り組みます。

 ・ 地域の自然や文化、人材等を活用した地域性あふれる教育を促進します。

 ・ ボランティア活動など道徳的体験を重視した教育に努めます。

 ・ 研究指定校の充実に努めます。

 ・ 教職員の研究、研修の充実に努めます。


 ◆多様な教育活動の推進

 ・ チ-ム・ティ-チング(複数教師による指導)等指導方法の改善に努めます。

 ・ 郷土文化の伝承活動や世代間交流を促進します。

 ・ 市内の学校間の交流を促進します。

 ・ 国際姉妹校の提携を広め異文化交流を促進します。

 ・ 外国青年等を招致し国際理解教育の充実に努めます。

 ・ 小中学校でのコンピュータを用いた情報教育をすすめます。


 ◆学校施設等の整備

 ・ 多目的な学習スペースの整備に努めます。

 ・ 校舎の大規模改造や改築を促進します。

 ・ 屋内運動場、プール、屋外運動場等の計画的な整備に努めます。

 ・ 余裕教室等の活用に努めます。

 ・ 教材備品等の整備充実に努めます。

 ・ 将来の児童生徒数の動向を考慮し、通学区域の見直しを含め統廃合を検討します。


 ◆学校給食の充実

 ・ 広域的な運営に考慮して学校給食センターの施設整備に努めます。

 ・ 給食内容や食事方法の充実を図ります。


 3.特殊教育の充実

 ◆障害の程度に応じた指導

 ・ 個々の能力・適性に応じた学習形態の工夫・改善に努めます。

 ・ 障害の程度や発達段階などに応じた教育機器、訓練機器などの整備に努めます。


 ◆教育環境の整備

 ・ 便所の改造、スロープ設置など障害に配慮した施設設備の充実を図ります。


 ◆交流学習の促進

 ・ 普通学級との交流機会や場づくりを計画的にすすめます。

 ・ 地域の活動への参加等を促進します。


 4.高等教育の充実

 ・ 日本工学院北海道専門学校との連携を強め、学生の募集や卒業生の地元定着に協力します。

 ・ 学生や生徒の社会性と自覚を助長するボランティア活動・地域活動への参加を促進します。

 ・ 公私立高等学校の学習環境の整備を図ります。