4.地区別土地利用計画


▼鷲別・美園地区

[土地利用の基本方向]

・古くから形成され密集した住宅地の環境改善を図るため、根幹的都市施設の整備にあわせ、住環境整備事業を検討します。


・地域に密着した機能的で魅力ある商業機能の集積に必要な用地の確保を図るとともに、周辺環境と調和した沿道サービス空間としての市街地整備を促進します。


・JR鷲別駅周辺の都市機能の向上を図るため、都市計画道路鷲別南通の整備に必要な用地の確保に努めます。


・鷲別漁港の整備促進を図るとともに、市民のレクリエーションの場として鷲別岬周辺整備に必要な用地の確保に努めます。



▼若草・新生地区

[土地利用の基本方向]

・土地区画整理事業の施行と道路整備事業の進捗により、良好な住宅地区としての利用が図られている当地区は、今後も、その利用に必要な関連施設の整備に必要な用地の確保を図るとともに機能的で魅力ある商業集積をすすめるため高度な土地利用を図ります。


・地域に密着した機能的で魅力ある商業地の形成に努めるとともに、量販店や大型店と地元専門店との共存を図った商店街の形成に必要な用地の確保を図ります。


・地区排水機能の向上をすすめます。


・良好な住宅地環境を保全するため地区計画の導入など進展する商業環境と調和した市街地整備に努めます。



▼富岸・若山地区

[土地利用の基本方向]

・土地区画整理事業の進捗等、良好な住宅地として利用が図られつつある当地区は、引続きその利用に必要な関連施設の整備のための用地の確保に努めるととも計画的に新たな市街地形成に必要な用地の確保を図ります。


・亀田記念公園等豊かな自然環境に恵まれた地区特性を活かして、自然と親しむレクリエーションの場としての土地利用を図ります。


・富岸町地区における市街化調整区域の一部については、スプロール的土地利用を是正するため、市街化区域への編入を検討し、住居系及び知識集約型の工業系用地の確保に努めます。


・地域に密着した機能的で魅力ある商業地の形成に努めるとともに、周辺環境と調和した沿道サービス空間としての市街地整備を促進します。


・若山町地区については土地区画整理事業を検討するなど計画的な市街地整備に努めるとともに、都市計画道路中央通の整備に必要な用地の確保に努めます。



▼幌別地区

[土地利用の基本方向]

・古くから形成され密集した住宅地については、根幹的都市施設の整備にあわせ、住環境整備事業を検討するなど住宅地環境の改善を図るための土地利用をすすめます。


・より快適で、ゆとりのある居住空間を確保するため緑町、片倉町、柏木町、千歳町、常盤町地区の市街化調整区域の一部について、市街化区域への編入を検討します。


・中央町、富士町地区の商業地区については、道路整備事業との整合による幅の広い歩道の設置、電線類の地中化、ストリートファニチャーの設置など、うるおい、ゆとり、やすらぎや魅力ある景観に配慮した商業空間の形成のために必要な用地の確保に努めます。


・JR幌別駅前広場の機能充実に必要な用地の確保に努めます。


・千歳町地区の一部における設置目的を終了した特定施設の閉鎖後の跡地利用については、緑地化を基本として自然を活かした公園の設置など地区特性にあった活用に努めます。


・千歳町地区の一部における特定施設の設置にあたっては、地区産業との調和を図りつつ自然環境保全や水源保護に留意した用地の確保に努めます。


・幸町地区の一部において既に住宅地として一団の利用が図られている地域については、制度の改正を求めながら、市街化区域への編入を検討します。


・幸町地区については、都市基盤の整備に努めるとともに、開発行為により既に工業系の土地利用が進んでいる地区の一部についてスプロール的土地利用や住工混在を防止するため、市街化区域への編入をすすめます。


・札内町地区については、地場産業と有機的に結びつく農畜産物加工施設等の立地に必要な用地の確保に努めます。また、来馬町地区とともに本市農業の拠点地域として優良農地の保全に努めるほか、特定農山村地域における農林業等の活性化のための基盤整備に必要な用地の確保を図ります。さらに、良好な自然環境を活かして、知識集約型産業の立地に必要な用地の確保に努めます。


・鉱山町地区については、自然体験、自然環境教育の拠点地区としての土地利用に努めます。


・鉱山町地区市街地跡については、拠点地区としてインフォメーション機能、研修機能に必要な用地の確保を図ります。


・災害時のバックアップ路線としても機能する鉱山札内間道路の整備に必要な用地の確保に努めます。



▼登別・富浦地区

[土地利用の基本方向]

・富浦町地区については、観光と結びついた水産加工業の振興を図るため水産加工団地の形成に必要な用地の確保に努めます。また、住環境の改善を図るため都市基盤の整備に努めるとともに、制度の改正を求めながら市街化区域の編入を検討します。


・富浦漁港の利用計画を策定するなど、海浜地利用の促進を図ります。


・登別東町地区については、地域に密着した魅力ある商業集積に必要な用地の確保に努めるとともに、テーマパークと連動して観光客も利用できる複合的な商店街の形成に必要な用地の確保に努めます。


・支所機能、集会機能等複合的な機能を有した公共施設の立地に必要な用地の確保に努めます。


・国道36号拡幅整備に必要な用地の確保をすすめます。


・JR登別駅前広場の機能充実に必要な用地の確保に努めます。


・漁港整備計画に基づき登別漁港の整備をすすめるとともに、漁業との調和を図りつつ、テーマパークと連動した新たな海洋性レクリエーション施設の立地に必要な用 地の確保に努めます。


・登別東町、中登別町地区における市街化調整区域の一部について、ゆとりある居住環境の整備をすすめるため市街化区域への編入を検討します。


・登別東町及び登別本町、中登別町地区については都市機能の充実にあわせ快適でうるおいのある街並み景観の形成に努めるとともに、温泉を活用した保健、医療、福祉施設の整備に必要な用地の確保に努めます。
また、恵まれた自然環境と道路環境を活かして、適切な用途指定に努め、登別温泉への導入軸としての土地利用をすすめるとともに、観光地らしい沿道サービス施設の立地や知識集約型産業、物流業務に必要な用地の確保に努めます。


・登別東町の一部については、すぐれた自然環境を保全するため、緑地の確保に努めます。



▼登別温泉・カルルス地区

[土地利用の基本方向]

・国際観光レクリエーション都市の中核地域として市内で最も高度な土地利用が図られている登別温泉地区については、更に温泉街としての近代性、利便性を高めるため、新しい時代の観光地づくりに必要な関連施設の整備に必要な用地の確保に努めるとともに施設の立体化、共同利用をすすめるなどゆとりの空間を生み出すための高度利用に努めます。


・登別温泉町地区については、温泉の歴史を活かした情緒あふれる温泉街づくりと宿泊拠点の拡充整備に必要な用地の確保を図るとともに観光地にふさわしいにぎわいと楽しさに満ちた商店街の整備に必要な用地の確保に努めます。
また、公共駐車場の整備に必要な用地の確保をはかるとともに商店街との連動性を高めるため新しい公共交通施設や地下活用を含めた土地の高度利用を検討します。


・登別温泉市街地バイパスの整備や温泉文化の発信拠点としての温泉地らしい公共施設整備に必要な用地の確保に努めます。また、高度な交通アクセスを整備するため総合的なバスターミナルの建設に必要な用地の確保に努めます。


・上登別町地区については、住環境の改善を図るため都市基盤の整備に努めるとともに、登別温泉を補完する新たな観光ゾーンとして関連施設の整備に必要な用地の確保に努めるとともに、周辺の自然景観と調和した自然公園の整備や芸術、文化活動を行う空間としての土地利用をすすめます。安全で安定的な土地利用を促進するため、国土保全対策等について関係機関との協議をすすめます。


・カルルス町地区については、国民保養温泉地として恵まれた自然環境と良質な泉質を活かし、温泉の保健・保養的活用を促進するために必要な用地の確保を図ります。また、スキー場と連携した冬季観光の振興に資する土地利用に努めます。