登別市温暖化対策実行計画(区域施策編)について

公開日 2021年06月03日

登別市温暖化対策実行計画(区域施策編)とは

 地球温暖化は、地球環境に様々な悪影響を及ぼすため、全世界共通の環境問題として注目されています。かけがえのない地球を次世代に引き継いでいくため、市は、地球温暖化対策の推進に関する法律第19条第2項に基づく計画として、平成29年1月に「登別市温暖化対策実行計画(区域施策編)」(以下、「計画」という。)を策定しました。
※本計画における温室効果ガス排出量は、「地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区域施策編)策定マニュアル(環境省)」(以下、「策定マニュアル」という。)に基づき算定していましたが、計画策定後の平成29年3月に策定マニュアルが改定となったこと、また、策定マニュアルにおいて温室効果ガス排出量の推計に用いている「都道府県別エネルギー消費統計」などの統計値が変更となったことから、これに合わせ、令和3年2月に本計画で用いている温室効果ガス排出量を見直しました。 

登別市温暖化対策実行計画(区域施策編)見直し版(令和3年2月)[PDF:2.86MB]

 

地球温暖化はどうして起きたの

 地球温暖化の原因は、二酸化炭素などの「温室効果ガス」が増加しているためと考えられています。産業革命以降、化石燃料の使用や森林の減少などにより「温室効果ガス」の濃度が増加し、地球の外へ熱が逃げないため地球の温度が上がっています。

 

地球温暖化の影響は

 「気温、海水温の上昇」「気候変動、異常気象による自然災害の発生」、「農作物の収穫量が減少する」、「生態系や植生の変化により、動・植物など生物類の絶滅リスクが増える」などの影響が観測され始めています。

 

本市の二酸化炭素削減目標は

 平成25年度の市全体の二酸化炭素総排出量を基準として、令和12年度までに総排出量で26%削減することを目標としています。本計画では、平成25年度から令和12年度までの間で、二酸化炭素総排出量を18,272t-CO2削減することを目標としています。

 

市民・事業者等の1年あたり削減量目安は

 市全体で18,272t-CO2を削減するため、市民や事業者、運輸関係それぞれが1年間に目指すべき二酸化炭素削減量は次のとおりです。

区分 年間削減量(t-CO2
市民の取り組み △    484
事業者の取り組み △    318
運輸関係の取り組み △    273
合計 △   1,075

※18,272t-CO2を灯油ホームタンク(400リットル用)に換算すると、約18,350個分に相当します。

市民一世帯あたりの1年間削減量の目安は

 市民1年あたりの削減量の目安は484,000kg-CO2です。令和3年2月末現在、市内には24,425世帯ありますので、市民一世帯の1年あたり約19.8kg-CO2の削減が目安となります。例えば、冷蔵庫に物を詰めすぎないようにすると、1年間で28kg-CO2の削減効果があります。

市民の役割は~具体的な行動例~

●日常生活の中でできる省エネルギー行動を実践する。
●家電製品は省エネルギーモードを使用し、使わないときは電源を切る。また、待機電力の削減に努める。
●近所へは出来るだけ徒歩や自転車を利用する。
●自動車の運転は急発進・急ブレーキは避け、エコドライブに努める。
●省エネルギー型家電製品の購入に努める。
●省エネルギー型暖房器具、給湯器への買い替えに努める。
●住宅を新築・改築する際は、断熱対策を施し、冷暖房効率の向上に努める。

事業者の役割は~具体的な行動例~

●昼休みの消灯やノー残業デー、ノーマイカーデーを設定するなど、できることから省エネルギー行動を実践する。
●クールビズ、ウォームビズを励行し、冷暖房の適正化を図る。
●パソコンは省エネルギーモードで使用し、使わないときは電源を切る。
●OA機器などの待機電力の削減に努める。
●営業車の運転時は、エコドライブに努める。
●従業員に対し、徒歩や自転車での通勤を励行する。
●施設などにおけるLED照明の普及など、各種省エネルギー設備の導入に努める。省エネルギー基準を満たした電気製品の導入に努める。
●建築物を新設・改築する際には、高断熱化に努める。

具体的な削減効果は

 各家庭でも取り組める省エネルギー行動に伴う二酸化炭素削減効果と年間節約額の一部を紹介します。

各家庭でも取り組める省エネルギー行動

二酸化炭素

削減効果(kg)

年間節約額

(円/世帯)

FF式暖房室温設定1度下げる(設定温度21⇒20℃、1日18時間使用)

232

9,340

電気カーペット温度設定下げる

(設定温度 強⇒中、3畳間 1日5時間使用)

120

5,110

電気こたつ温度設定下げる(設定温度 強⇒中、1日5時間使用)

32

1,340

60W白熱球を12W電球型蛍光灯に取り替える(年2,000時間点灯)

60W白熱球を6WLED照明に取り替える(年2,000時間点灯)

54

69

2,310

2,970

テレビの画面輝度最大⇒中間に設定(32V型液晶の場合)

テレビの画面輝度最大⇒中間に設定(42V型プラズマの場合)

17

98

740

4,170

冷蔵庫ものを詰めすぎない(詰め込み量を半分にした場合)

冷蔵庫設定温度下げる(周囲温度22℃、設定温度 強⇒中)

28

40

1,200

1,690

ガスコンロの炎なべ底からはみ出さないように調節する

6

1,200

食器洗い乾燥機を使用する時はまとめ洗いする

338

19,840

間隔をあけずに入浴する

シャワーは不必要に流したままにしない

101

35

19,800

8,790

使わないときは温水洗浄便座のフタを閉める

便座暖房の温度低めに設定する

温水洗浄水の温度低めに設定する

22

17

9

950

720

370

洗濯物をまとめ洗いする

21

11,370

自動車はふんわりアクセルで発進する

加減速の少ない自動車運転をする

自動車運転時は早めのアクセルオフを行う

自動車運転時はアイドリングストップを行う

194

68

42

40

12,530

4,390

2,710

2,590

※二酸化炭素削減効果及び年間節約額は、あくまで目安の数値であり、使用器具や使用期間、使用条件などにより二酸化炭素削減効果や年間節約額は異なります。

問い合わせ

市民生活部 環境対策グループ
TEL:0143-85-2958
FAX:0143-85-2585

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