山菜採りなどで遭難しないために

公開日 2022年04月14日

遭難は決して人ごとではありません

 市内では、山菜採りなどによる遭難事故の発生が後を絶たず、過去には死亡事案も発生しています。

 毎年、入山している場所であっても、絶対に油断しないでください。

最近の遭難者の傾向

1 毎年入山している「いつもの場所で」

 入山する方の多くは、地形をよく知っている「いつもの場所」に入山します。

 しかし、慣れている場所でも、足元の山菜を追っているうちに、いつの間にか方向が分からなくなるケースが多発しています。

2 男女を問わず「山菜採りのベテラン」

 遭難する方は初心者よりも「山菜採りのベテラン」の方が多く、男女の差はありません。

 山はいつも同じとは限りません。自分の判断を過信しないで危ないと感じたらすぐに下山しましょう。

3 荷物を持たない「身軽に行動」 

 水や軽食は山で行動するときに荷物となり邪魔に感じます。

 携帯電話も、「もし山で落としてしまったら」と思うと、つい置いて行きたくなります。

 ですがこれらは万が一のとき、命をつなぐ大切な道具となります。

 最低限のものは必ず携行するようにしましょう。

4 一人で気軽に「おもいのまま行動」

 単独入山は絶対に止めましょう。

 声を掛け合いながらお互いの位置を確認し合いましょう。

生死を分ける山菜採りなどでの心構え ~万が一、遭難してしまった場合に備えて~

1 行き先や帰宅時間を家族に知らせる

 いかに早く通報するかが生死を分けます。

 行先、帰宅時間等は必ず家族に知らせてから出掛けましょう。

2 服装は目立つ色で

 白や黄色、蛍光色の服装はよく目立つため、発見される可能性が高くなります。

3 携帯電話や笛、非常食などの携行を

 携帯電話や笛を持っていると、自分の位置を知らせることができ、万が一遭難した場合、早期発見につながる可能性があります。

 また、非常食となるあめやチョコレートなどを携行しましょう。

4 入山場所には目印を

 入山場所にテープやリボンなどで目印を付けておくと、万が一遭難した場合、早期発見につながる可能性があります。

 ただし、下山のときには必ず剥がしてください。

5 迷ったときには、落ち着いた行動を

 迷ってしまった場合には、むやみに歩き回ると体力を消耗します。

 雨、風や夜露に当たらない場所で救助を待ちましょう。

熊の出没に注意しましょう

 登別市内でも熊の目撃情報があります。

 熊よけの鈴やラジオを携帯し、音を出しながら行動しましょう。

 熊の出没情報に注意し、足跡やふんを見つけたときはすぐに引き返しましょう。

山岳遭難防止にかかる啓発リーフレットについて(北海道)

 北海道総務部危機対策局危機対策課のホームページにおいて、

 山岳遭難防止にかかる啓発リーフレットを掲載しておりますので、ご確認ください。

 

 


 山菜採りなどに行った家族が帰宅時間になっても帰宅せず、行方が分からなくなった場合は、警察(110)又は消防(119)へ速やかに連絡しましょう。

 

問い合わせ
総務部総務グループ 防災担当
TEL 0143-85-1130

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