第17回登別市まちづくり基本条例検討委員会

公開日 2013年03月19日

【日時】

平成16年5月26日(水)18時00分~21時30分

【場所】

市役所庁舎2階 第3委員会室

【出席者】

(まちづくり基本条例検討委員会設置要綱第3条第1号選出委員)
出席 7名、欠席 19名

(まちづくり基本条例検討委員会設置要綱第3条第2号選出委員)
出席 0名、欠席 10名

(事務局)
出席 3名

【議題】

今後の進め方について

【議事録】

(議長)
ワーキングに引き続いて、検討委員会を開催致します。
本日についてはワーキングを行った後、検討委員会を開催することとなっていますので、先ほど終了したワーキングの結果について、確認しながら進めていきたいと思います。
まず、E委員から出されていた協働につきましては、市民自治推進委員会の設置の条項に協働のあり方についての検討を加えることといたしました。
次に、B委員から出されていた意見についてですが、前回の検討委員会で責務の条項を復活するということでまとまりまして、今回資料にありますように、第8章として 復活されています。
なお、まちづくりと市政の語句の修正については、事務局に訂正いただくものとしています。
次に、最高規範性と市民自治推進委員会の部分については、問題ないということで、 進めていきたいと思います。
F委員からあった意見については、第2条の本文のうち、「私たち市民の信託に基づくものであり、」を削除することとしました。
さらに、第1条目的についてでありますが、A委員から意見のあった部分について、 「市民自治の実現」の前に「公正、公平、公開を原則とする」という文面を加えることとします。
また、D委員から意見の出された第2条に1号を加えることについても、了承いただいたものとして、進めさせていただきます。
これらのまとめについては、次回の検討委員会において事務局にまとめていただいた ものを再度チェックすることとしたいと思います。
この段階で、全体的についてのご意見ありますか。

(A委員)
参考意見として聞いてください。前文についてですが、この条例の前文については、先に制定している環境基本条例と同じような内容となっています。二番煎じともとられかねませんので、市のトップとなる条例がそのような風に捉えられても嫌なので、市で再度条例を検討するときに、他の条例との比較をしながら、検討していただきたいとの意見を付してもらえないでしょうか。

(B委員)
私は二番煎じであろうが、条例にこのような前文を謳うことにより、その街らしさが出てくるので、他の条例に多少似ていても、問題はないものと思っています。
登別市を知らない人でも、前文をみれば分かりやすく、イメージを掴めるという意味で、このような前文はあったほうが良いと思います。

(議長)
お二人の意見は、大事な意見として捉えていきたいと思います。
次に、試案については、今回話し合われた修正箇所を含めて、大筋で了解をいただいたと考えますので、今後の方向性について、試案の取扱いを含めて、忌憚の無いご意見を伺いたい。

(A副委員長)
私の提案ですが、せっかく皆がいままで積み上げて、できあがった物ですから、最終的にこれで良しかという確認は要るかもしれない。けれど、もうほとんどこれで良しだと思います。それで、できあがった物をこの中で、確認する作業がいるのか、いらないのかを先ず確認することが必要ではないでしょうか。それと、議事録等を資料として添付することは、前々から言われているのだから、今回の試案が成案となり、資料も一緒に付くことは、次回で完了することだと思う。
今は、いつの次点で誰がどのように提言するのかが、決まっていない。そこのアイデアを皆からもらえばいいのだと思う。

(C委員)
解説書を付けることについてはどうするのか。提言書で付けることには、委員会としての承認を得る必要があると思うが。

(A副委員長)
解説というか、補足説明は、この試案をまとめる作業の中で、事務局から全委員に出してくださいとお願いした結果が、手元にある資料なのです。ほとんど無かったのです。

(議長)
そのほかに、論議したけれども、条文としては表しにくいことなども、説明として提言に加える必要はあると思います。

(D委員)
確かに、今までに費やした時間なども考えると、解説を作成するというよりも、私たちの思いを誤解されないように、また抜かされては困る想いを付け加えるほうが良いと思います。

(A委員)
提言についての個人的な意見ですが、試案を本当に検討委員会が作成したものとして良いのかという思いがあります。提言書を出すに値する委員会だったかという思いが、その理由です。
提言にあたっては、委員それぞれが委員長に意見書を出す方法や、委員会の実態を話して、提言書は出せないが、こういう検討課題があったということは出せるのではないかとは思う。

(D委員)
この試案は、検討委員会が作成したものです。長い時間を掛けて、皆で議論をし、皆の入れたい意見や入れたくない意見を取捨選択して、条文に盛り込んだ最大公約数的なものであり、これは提言の基本ベースになるべきだと思う。ただし、試案に盛り込んだ自治推進委員会ができるという大前提でのことである。

(E委員)
参加委員が少ない部分もあったが、試案はいままでの委員会での検討がベースになっているものだと思う。ただ、市民に分かりやすい言い方で盛り込むなどの工夫をして、提言にできればと思う。

(B委員)
内容的には、絶対的なものだとは思わないし、かなり荒い試案だとも思う。ただ、育てる条例だと思う。まったくの素人である市民が、試行錯誤しながら、初めて手作りしたものであり、市の研究会も一緒になって意見集約や土台となる条例の雛型を作り、皆で作り上げたものです。このプロセスが大事であり、その間に抱えた様々な課題は、これからの検討課題だと思う。
素人が作ったものであり、完全なものはできないのだから、これをステップに前に進まないといけないと思う。この試案を提言書として出すことには、まったく異論は無い。

(C委員)
解説書を付けることについて、どうするのかを聞いていないが。

(B委員)
委員会が解説書を付けることは、現実として無理だと思う。個人が意見書を出さない現実があり、今後の課題として、自ら学び、市民が力をつけていく必要があると思う。そうでないと、今後できる委員会組織も、実行力の無い組織になってしまう。

(議長)
貴重なご意見ありがとうございました。
次回は、成文化のチェック、提言書の考え方などについて、話し合いたいと思います。

(終了時刻:午後9時30分)

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