2.自然とともに暮らすまち

公開日 2013年02月25日

(基本的な姿)

自然と調和した美しい環境の中で、災害や事故のない安全な暮らしが確保されています。美しい環境づくりの基本施設である公共下水道が、市内全域に整備され、海洋汚染や河川汚濁の防止体制が確立するとともに、適切な汚水排水処理体制のもと、清潔で衛生的な暮らしが実現しています。

また、資源のリサイクル、ごみの適正排出と完全処理が実現し、地球にやさしいライフスタイルが確立しています。自然災害や交通事故など市民の生命、財産を脅かす危険に対する適切な防御体制の確立とともに、犯罪のない安全な暮らしが実現しています。

(点描)

[豊かな自然]

  • 快適な市民生活をおくるうえで豊かな自然はかけがえのない要素です。自然環境を保全し、活用し、創造するという考え方が市民一人ひとりに広がり、行政も市民も企業も人間と環境の相互作用を踏まえた高次な環境保全の視点を大切にしています。
  • 快適な都市環境を創造するため、可能な限り環境負荷の軽減、自然との共生に意が用いられ、地域において地球規模における物質やエネルギーの循環、水や大気や土壌を媒介とした環境全般にわたる循環を考慮するとともに、ライフスタイルにおいても他の生命との共存・共生に配慮する考え方が強まっています。
  • 市内全域を視野に入れた緑のネットワークが形成され、動植物の生態系に配慮したまちづくりがすすんでいます。
  • 市内の河川は、近自然工法(※1)等による復元がすすみ河畔林が形成されるなど、人と自然にやさしい安全な川としてかけがえのない憩いの空間となっています。
  • 鉱山地区は、自然環境教育の場として整備され、自然体験と自然学習を求める人たちが遠くからも訪れています。
  • 拠点施設のネイチャーセンターでは、市民ボランティアのレンジャー(※2)が活躍しさまざまな自然教育プログラムが提供されています。
  • 動植物、気象、天体、地学などを自然体験の中から学ぶ教育システムと環境づくりがすすんでいます。
  • 野性動植物の生態調査がすすみ、登別の自然の姿が市民に共有されています。

[環境保全]

  • 廃棄物の処理にあたっては、市民一人ひとりに排出抑制、適正処理の意識が定着し、環境にやさしい循環型処理システムが確立しています。
  • リサイクルセンターでは、資源ゴミが有効にリサイクルされるとともに、再生品の利用拡大がすすんでいます。エコアップ運動(※3)を推進する市民グループによる不用品交換市や交換ネットワーク活動が活発に展開されています。
  • 生ごみは、微生物処理等により堆肥化され、家庭園芸に利用されるとともに、公園緑地や花壇への植栽に利用されています。
  • ゴミ焼却施設の余熱利用がすすみ、発電等に有効利用されるとともに、花きのハウス栽培に利用されています。
  • ゴミ処理に関する技術の開発がすすみ、安全で処理効率の高い中間処理体制が確立しています。
  • ゴミの最終処分場については、恒久的な安全性が確保されるとともに、自然と調和した跡地利用がすすんでいます。

[安心・安全]

  • 河川整備、治山事業、海岸保全事業等がすすみ、災害に強い安全なまちが実現しています。
  • 消防機動力及び救急救命体制が整備され、高性能の資機材や広域ネットワークを活用した消防、救急システムが確立しています。
  • お年寄りや子供、障害者等の安全確保システムが小地域ネットワークのなかで確立しています。
  • 総合防災センターを中心に、災害時にそなえた食糧・水・医薬品などの備蓄がすすんでいます。
  • 災害時に備えて、ガス、上下水道、電気、電話、流通など市民生活を支える根幹的機能の代替・支援体制が確立しています。
  • 機能的な交通体系と道路網の整備、交通安全施設の充実等や車両などの改良がすすみ、交通事故のない安全なまちづくりがすすんでいます。

(※1)近自然工法
できるだけ自然に近く、かつ文化の裏付けをもった建設土木技術。多自然河川工法とも

(※2)レンジャー
森林警備員・自然環境管理員

(※3)エコアップ運動
自然環境は、地形、気候、水などの物理的な環境要素と動植物や微生物などが相互に複雑にからみあってあるひとつのバランスのとれた生態系(エコロジー)をつくっている。エコアップ運動は、その生態系に着目した新しい環境のとらえ方にもとづき私たちの環境をより調和のとれたものとするための様々な活動をいう。

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