新型コロナウイルス感染症における市長メッセージ

公開日 2020年03月19日

市長メッセージ

 

新型コロナウイルス感染症の拡大防止の引き続きのお願いと

公共施設利用および市内経済対策の協力について

 

1.北海道知事の緊急事態宣言の終了

 新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大しています。アメリカやイタリア、スペインなど多くの国では、非常事態宣言を発し、人の移動や行動を制限しています。

 世界保健機関(WHO)は、3月11日に、「世界はパンデミックの状態にある。」と述べ、感染症拡大を抑え込むための対策強化を促しました。

 国内では、現在のところ非常事態宣言にまでは至っていませんが、多くのスポーツ・文化イベントが中止や延期、縮小されています。

北海道では、2月28日に「緊急事態宣言」を発表しましたが、鈴木知事が3月18日に臨時記者会見を行い、検査態勢や病床確保などの医療体制の強化に加え、医療崩壊を起こすような感染症患者の急増は回避できたとして3月19日をもって「緊急事態宣言」を終了することを発表しました。

 

2.公共施設の利用緩和について

登別市では、市民の皆様のスポーツや文化などの市民活動や、ホテル・旅館での宿泊、飲食店等での消費などの自粛の段階から、正しい感染予防を行っての宿泊・利用へと移行することにより、市内経済やまちを元気にする「社会経済活動」に繋げていきたいと考えています。

現在、市内の公共施設利用の段階的な再開に向けて、その準備を行っており、可能な公共施設から、順次、利用制限の緩和を図ってまいります。

はじめに、市民や小中学生の家庭での生活を考慮し、登別市立図書館(本館のみ)において、インターネットや電話、FAX、電子メールで予約申込された方々への貸本を3月21日から開始します。その後は、感染者の発生状況を見ながら段階的に利用の緩和をしていきたいと考えています。

他の公共施設についても、感染者の発生状況を見ながら、順次、段階的にオープンしていきたいと考えています。(公共施設等の利用緩和について、随時、市公式ウェブサイトでお知らせしてまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。)

 

3.市内社会経済活動の現状について

 当市の観光産業は、大きな打撃を受けています。登別温泉はインバウンド依存度が高く、中国・韓国からの観光客は既に国が実質的に入国禁止措置をとっているほか、国内客も自粛モードに入っていることから、多くのキャンセルがあり、観光客が激減しています。

 また、温泉街以外の飲食店においても宴会のキャンセルや自粛などにより大きな打撃を受けています。

 ホテル・旅館は、従業員の健康チェックや館内の消毒、テーブルとテーブルの間隔を離したり、ビュッフェ形式の料理をトングをはずし、お客様の要望によりスタッフが個別に提供したり、ホテルによっては定食を用意するなど、衛生面・安全面を第一に細心の注意を払っています。

 また、市内飲食店や小売業店舗においても、テイクアウトの手法を取り、宅配が可能なシステムで努力をしております。

 

4.市内社会経済対策活動について

 現在、新型コロナウイルス感染症の収束を見込み、登別温泉やカルルス温泉などの宿泊施設やテーマパーク、飲食店などの旅行需要や市内消費を喚起するための取組や観光誘客プロモーションなどの緊急経済対策の実施により、市内事業者等の経営の安定と市内経済の復興に向けた施策の実施に向けて準備を進めております。

経営安定における売り上げ確保においては、展開できる産業から、クラウドファンディング等の手法を活用できないか、様々なシステムを導入できるように市内各種団体等とともに、試行してまいります。

観光振興面では、宿泊関係団体と市は、引き続き、登別温泉・カルルス温泉エリア等の安全性をしっかりPRしてまいりますので、明日からの連休以降、日帰り入浴や、食事、宿泊等ご利用いただければ幸いに存じます。今後は、宿泊施設等を楽しく安全に過ごせるキャンペーンなど、市民の皆様に、安全でお得なご利用が推進されるよう観光振興対策を講じます。

 また、新年度事業や市制施行50周年事業等についても適切に実施できる準備をしてまいります。更に新年度は、明らかになる国や北海道の経済対策に合わせて各種施策を実施していきたいと考えております。

 

5.感染症対策に対するお願い

 登別市では、宿泊施設や飲食店等における感染の防止と市民が安心して利用していただけるよう、3月12日には、市内企業である北海道曹達株式会社にご協力いただき、除菌消臭剤を確保することができましたので、宿泊施設や飲食店、保育所・幼稚園や教育施設などに配布させていただきました。

 また、3月19日には、友好交流都市である中国の広州市から、5万枚のマスクが寄贈されましたので、医療機関や福祉施設、宿泊施設などを中心に配布していくこととしています。

新型コロナウイルス感染症は、未だ収束の見通しがたっていませんが、市内では幸いにも新型コロナウイルス感染症の患者は確認されていません。

これは、市民の皆さま一人ひとりの感染症対策が功を奏しているものと感謝申し上げます。

 感染拡大を抑えるためには、一人ひとりが「感染しない、感染させない」ための行動を心がけていくことが大切です。

 この緊急事態をともに乗り越え、一日も早く安心できる日常生活を取り戻すため、市民の皆様には、引き続き、こまめな手洗い・うがい、咳エチケットなどの感染防止に取り組んでいただくとともに、

 ①密閉空間であり換気が悪い

 ②近距離での会話や発声がある

 ③手の届く距離に多くの人がいる

場所をできるだけ避けるようにお願いします。

(3つの条件が揃うとクラスター(集団)発生のリスクが高くなります。)

また、新型コロナウイルス感染症は、感染しても8割の方は軽症で済みますが高齢者や糖尿病などの持病をお持ちの方が感染すると重症化率が高くなると言われていますので、お年寄りの方などは、感染しないよう特に注意して、手洗い・咳エチケットを励行してください。

今後とも、国や北海道の方針を踏まえながら、感染リスクと社会経済的リスクを総合的に判断し、安全を確保しながら、少しでも市民の皆様に安心感を持ってもらえる対策を講じていきます。

油断してはいけませんが、恐れすぎる必要もありません。正しく恐れるようにしていきたいものです。

 これからも、適切な情報収集に努め、普段の行動に戻られるよう、市としましてもさらに、有益な情報発信をしてまいります。

 

 

 市民の皆様には、たくさんのご不便をおかけしていますが、何卒、ご協力の程引き続きよろしくお願いします。

 

共に乗り越えて行きましょう。

 

 

令和2年 3月19日

                  北海道登別市長 小笠原 春一

 

 

 

問い合わせ

保健福祉部 健康推進グループ
TEL:0143-85-0100
FAX:0143-85-0111
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